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映像「愛の妙薬」マチェラータ2002 [オペラ映像]

ドニゼッティ 歌劇《愛の妙薬》いつも読んでいるIl quaderno d'Estateで話題になっていたのが、テレビ(クラシカ・ジャパン)で放送されました。とても楽しいです。笑いながら観てしまいました。とにかくおもしろいです。配役その他

野外劇場ですが、舞台の真ん中に階段状にオーケストラがのっています。青い床に青い衣装で保護色になっていますが、目立ちすぎないようにでしょうか。団員とチェンバロを弾きながらの指揮者も時折、お芝居に参加します。主として舞台前面で劇のほうは進行します。舞台装置は一切なし。衣装や小道具はちゃんとあって、色彩もデザインも落ち着いて美しく、この喜劇に合っています。歌手たちも、役にぴったり合ってお芝居も巧くて、とても自然な感じです。中でも、ネモリーノは適役です。このテノールは、やはりテレビで観たリゴレット(ヴェローナ)では、公爵でした。その時は、お味噌の宣伝のマルコメ君みたいで、公爵って感じではなかったです。今回は、喜劇的な雰囲気と動作には思わず笑ってしまうし、まじめに深刻に心情を歌うのも思わず聞き惚れてしまいます。公爵のときより、ころころと太ったのが、貫禄になった上、喜劇性を増したようです。よ!色男!系のドルカマーラもとっても魅力的です。

演出のサヴェリオ・マルコーニが、タヴィアーニ兄弟の映画『父 パードレ・パドローネ』で、主人公の羊飼いの若者ガヴィーノを演じた人だというのも、懐かしいです。これもnatsuさんの記事で知りました。

この映画、文字も読めなかった羊飼いの少年が紆余曲折の末、言語学者になるという話ですが、実話だというのが、衝撃的です。自伝もあります。
「父パードレ・パドローネ : ある羊飼いの教育」
ガヴィーノ・レッダ著 ; 竹山博英訳 -- 朝日新聞社 , 1995
〜羊飼いに学校はいらない、すべては自然が教えてくれる—太古からの牧畜世界サルデーニャ島。厳格な主人でもある父との葛藤をへて少年は成長をとげる。ある自伝のこころみ。「BOOK」データベースより

ヴァレリアさん、可愛いです........

ドニゼッテぃ作曲 愛の妙薬
ニルス・ムース指揮 サヴェリオ・マルコーニ演出
フィルアルモニカ・マルキジアーナ管弦楽団 
マチェラータ歌劇場2002年7月 TV(クラシカ・ジャパン2005.5.21)

ネモリーノ:アキレス・マチャード
アディーナ:ヴァーレリア・エスポージト
ドルマカーラ:エルウィン・シュロット
ペルコーレ軍曹:エンリーコ・マッルッチ
ジャンネッタ:ロベルタ・カンツィアン


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コメント 17

なつ

えうりでぃーちぇさん、TBありがとうございました。
私はシュロット目当てにDVD購入して、アキレスくんのファンにもなってしまいました~
リリコ系の若いテノールがどんどん出てきていますが、欲を言えば、スピント系のテノールも出てきてほしいですねえ。

演出家として、「羊飼いガヴィーノ」に再会できたことは、望外の喜びでした。
日本で未公開なだけかもしれませんが、マルコーニの姿をその後スクリーンで見かけないなあと思っていたのですが、もともと舞台の方のようでしたね。
今後、オペラ演出家としてお目にかかる機会が増えそうで楽しみです。
by なつ (2005-05-22 19:50) 

TARO

あのー、つかぬことをお聞きしますが、みんなシュロットとマチャードの話ばかりで、誰もヴァレリア・エスポジトについて触れてないんですけど、どうなんでしょうか?
by TARO (2005-05-23 01:07) 

euridice

>ヴァレリア・エスポジト
可愛くて、ごく自然な雰囲気だし、いい感じ。私はとっても満足でした。あの役にありがちな「嫌み」がないです。ネモリーノの幼なじみに見えました。

私はもともとこのオペラ、相当苦手なんですけど・・(はじめて映像で見たときは、もうほんと死ぬほど退屈でした・・・)
by euridice (2005-05-23 06:31) 

keyaki

TAROさんは、ヴァレリア・エスポジトが好き?それとも注目しているだけかしら?
彼女の笑顔どこかで見たことあるなぁ・・でしたが、フェッラーラのファルスタッフで、カルメラ・レミージョと親子でした。

私も「愛の妙薬」はれいの有名なアリアを待っているうちに一眠りしちゃいます。
マチャドはこの役にピッタリ。小学校の一年坊主の時に、ちょっと上級生のアディーナに手をつないで連れて行ってもらって、それ以来、憧れの人で、大きくなってからも「うるさいわね、ついてこないでよ」と言われても、必死で後をついて歩いてたんでしょうね。目に浮かぶわぁ。
オペラも、映画や演劇と同じように、歌えれば何でもやっちゃうのはやめて、マチャドは、オペラ界の寅さんみたいに喜劇専門でいってほしい。
by keyaki (2005-05-23 09:51) 

euridice

なつさん
なつさんの記事がなかったら、きっと見過ごしていたと思います。お陰で、楽しい「愛の妙薬」が見られました。アキレスくんも見直しましたし、男前な上に、演技達者の、魅力的な若いバリトンくんにも出会えました。

演出のマルコーニさん、品よく年齢を重ねていらっしゃいますね。メイキングもあったので、おしゃべりなども聞けましたが、さわやかな魅力がありました。
指揮者も愉快な方でした。

TAROさん、ロベルタさんも可愛かったです^^ ヴァレリアさん、熱演で、歌もお顔も、とっても表情豊かなんですけど、なんだかその時々の気持ちがあふれてるって感じなんですね。大げさとか、やりすぎ・・とか、しらける・・とかなかったです。
by euridice (2005-05-23 10:53) 

TARO

>euridiceさん、keyakiさん

エスポジトについてのルポ、ありがとうございます。
ヴァレリア・エスポジトについてはほとんど知らないんです。
でも最近かなり活躍してるので気になってました。

あとLP時代にアンドレ・エスポジトというソプラノが歌った、ショーソンの録音があってよく聞いてたんですが、もしかしてヴァレリアは何かアンドレと関係があるのかなとも思ってて。
by TARO (2005-05-23 22:15) 

なつ

Espositoって、ナポリによくある苗字なんだそうなんです。
意味は「捨て子」!
ものしりの友人の受け売りですが、教会などに捨てられた赤ちゃんの苗字として付けられたのだそうです。
もちろん、今のエスポジトさんたちの、何代も何代も前のご祖先でしょうが…。

偶然ですが、今晩NHK BSで放送された映画『スモーク』にも、ジャン・カルロ・エスポジトという、おそらくイタリアン+アフロ系アメリカ人の脇役の方が出ていました。
by なつ (2005-05-24 00:50) 

euridice

>意味は「捨て子」!
へ〜〜おもしろいですね。
by euridice (2005-05-24 07:51) 

TARO

>意味は「捨て子」!
え、そうなんですか。昔のナポリでは捨て子が多かった??
よくある苗字ではアンドレ・エスポジトさんとヴァレリアさんは、何の関係もないかもしれませんね。
by TARO (2005-05-24 09:52) 

euridice

Andréeさんはフランス人のようですね。Valeriaさん、可愛い画像があったので、載せました^^
by euridice (2005-05-24 10:46) 

keyaki

これで、この名前は忘れないですね。さすがなつさん!
フィレンツェの街中にも有名な捨て子養育院(Spedale degli Innocenti )があって、ブルネレスキの設計で、観光コースになってますけど、赤ちゃんを置く台があって、その台がくるっと回るようになっているんですね。
今もやっているかどうかわかりませんが、フィレンツェに行った時は、この捨て子院の教会付属の食堂に行ってました。学生食堂よりも更に安いんですよ。来ているのはほとんどお年寄りでしたね。
by keyaki (2005-05-24 10:58) 

euridice

自分の子を全部捨て子しちゃったという大教育者ルソーに見られるように、捨て子はどうもヨーロッパの伝統みたいですね^^; トスカも孤児院の出身ですよね。モンテヴェルディなどもそういう捨て子たちの音楽教育に携わっていたという話を読みました。
>赤ちゃんを置く台
どの国でも修道院などには、安全に安心して捨て子できるように、それ専用の窓口があったと言いますし。
最近も、ドイツの大都市(どこかったかしら?フランクフルト?)で、お役所に、捨て子用ボックスが再登場したというのをどこかで目にしました。

中絶と、親子心中が盛んな国とは考え方が根本的に違うようです..........
by euridice (2005-05-24 20:13) 

TARO

アンドレさんはやはりフランス人ですか。パレナンSQとかとショーソンを歌ってたので、そうだろうとは思ってたんですが。(だからヴァレリアさんも、ナポリによくある苗字と聞くまでは、フランス人だと思い込んでいました。)

フィレンツェにも有名な捨て子養育院があるんですか。しかもブルネレスキの設計と。
ロンドンのは建物そのものじゃなくて、ヘンデルの「メサイア」の捨て子養育院版で有名ですね。
by TARO (2005-05-24 22:27) 

euridice

ヴァレリアさんは、それこそ完璧なナポリっ子のようですね。

捨て子といえば、韓国人から聞いた話。門前の捨て子を拾って育てると福を呼ぶと言われているとか。その人も実践していました。捨てるほうじゃなくて、拾うほうです^^;
by euridice (2005-05-24 23:07) 

りょー

こんばんは

>私はシュロット目当てにDVD購入して、アキレスくんのファンにもなってしまいました~

お話を蒸し返すようですが(^^ゞさっき突然、私が持ってたDVDの中にアキレス・マチャード君を発見してしまいました。PALでしか発売されてないDVDなんですが、コンセルトヘボウの演奏会形式のプッチーニ三部作のものです。

マルコメ君みたい?小柄で?でもいい声で?あのリゴレットのマントヴァ・・・?なんてつらつら考えていて、ふと思い出してジャケットを見てみたら、やっぱりそうでした。ジャンニ・スキッキでリヌッツィオを歌ってます。

このDVD、三部作全部シャイイの指揮で、全作品にバルチェローナが出てます。すごくいい声で惚れちゃいました^-^多分、コンチェルトヘボウのオリジナルのレーベルか何かなのだと思うのですが、(オランダ語読めません)
http://www.kuijperklassiek.nl/
ここでしか買えないみたいです。サイトでは写真が見られませんが、ジャケットはシャイイのお顔です。私は外套のルイージがクーラだったので、買ってしまいました。PALのDVDなので見られるようになるまで色々ありましたが。Keyakiさんその節は大変お世話になりました。
by りょー (2005-05-25 21:22) 

keyaki

アキレス・マチャード君
一度見たら忘れられないですね。彼は「ホフマン物語」でライモンディと三回も共演してるんですよ。

その三部作は、DVD一枚のようですけどハイライトですか?
バルチェッローナは、この頃はちょい役だったのかしら。
クーラのルイージ、贅沢ですね。
by keyaki (2005-05-26 00:35) 

りょー

>その三部作は、DVD一枚のようですけどハイライトですか?

いえ、3作ともきちんと入っています。シャイイのインタビューも聞けます。

バルチェローナは、多分とっても贅沢な起用だったんじゃないでしょうか。外套ではボロ拾いのフルーゴラを歌ってるんですよ。素晴らしくてとても目立っています。(カーテンコールではホセに手を引いてもらってたりして、わーいいなーなんちゃって…^^)

アンジェリカもギャラルド-ドマスだったり、なんだかやたら贅沢です。
by りょー (2005-05-26 08:36) 

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