モーツァルト「魔笛」チューリッヒ2000年 [オペラ映像]
舞台は終始一貫、図書館内。本を読んでいた王子さま、タミーノが眠り込んでしまい、夢を見るという設定です。
夜の女王は、オーストリアの女帝マリア・テレジアだそうで、一見してそれとわかる衣装で登場します。ザラストロが知識階層を、パパゲーノが庶民を代表しているらしいです。夜の女王は特権階級を象徴しているということでしょう。階級間の軋轢、葛藤と融和がテーマってことですが、どうでもいいような気がします。最後は、全員が三色旗を身につけて、自由・平等・博愛の精神が体現されたということらしいですけど、特にこの最後のシーンは、とってつけたような感じがしました。
パパゲーノは灰汁の強いおっさんで、とにかくよくしゃべります。タミーノはいかにも謹厳実直、くそまじめ。三人の侍女、特におデブの一人はとてもユーモラス。パパパの歌で、子どもは登場しません。
パパゲーノが、突然現れた老婆に「年はいくつ」とたずねる場面の台詞、この公演、
パパゲーノ「年はいくつ?」
老婆「18歳と2分」
このあと、パパゲーノ「若返り術でもやったほうがいいよ」とかなんとかおしゃべり。
よくしゃべるパパゲーノです。他の登場人物も概して台詞は多いような気がします。
このパパゲーノは来シーズン新国立劇場の「魔笛」同役に出演することになっています。
チューリッヒ歌劇場2000年
フランツ・ヴェルザー・メスト指揮
ジョナサン・ミラー演出
パパゲーノ:アントン・シャリンガー
パパゲーナ: ユリア・ノイマン
タミーノ:ピョートル・ベッチャーラ
パミーナ:マリン・ハルテリウス
夜の女王:エレーナ・モシュク
ザラストロ:マッティ・サルミネン
モノスタトス:フォルカー・フォーゲル
弁者:ジェイコブ・ウィル
童子:チューリヒ少年合唱団
関連記事:
☆モーツァルト「魔笛」メトロポリタン歌劇場1991年
☆モーツァルト「魔笛」パリ2000年
☆モーツァルト「魔笛」ミュンヘン1982年
☆役についての歌手のコメント集
☆初録音
☆デビュー
☆夜の女王
☆モーツァルト「魔笛」
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DVDライブラリーより。 幕開けからすでにタミーノはザラストロの神殿(図書室?)の中にいる。そこは上部にぎっしり書物が並んでいて、タミーノはそこから1冊の本を取り出し、ベンチに腰掛けて読んでいるうちに
DVDライブラリーより。 メルヘン調というよりは、戯画調の舞台。極彩色豊かなハリボテのセットが目まぐるしく入れ代わる。白い幕がスルスルと盛り上がって頂上部に夜の女王が現われるシーンは、さながら小林幸子







edcさん、もしかして『魔笛』ブーム?^^;
なぁんてことはさておき、先日サルダナパルスさんのお宅でも話題になっていた『台詞』ですが、私も書きたいことがあるので、近いうちにまとめます。
そういえば、実演を見るまでは先日ご紹介下さっていた、バイエルンの映像しか見てなかったんですけど、実演のあとで色々見ました(^^#
でもこの映像は未見です…
ちょっと前までは、ザラストロはモルの映像と録音が多くって、この役はモルの専売特許みたいな感じもあったんですけど、最近はサルミネンのザラストロの映像が多くないですか?
個人的には、どちらもちょっと違う気がするんですけどね(^^;
私のザラストロは・・・石が飛んできそうだから言わない(笑)
by ヴァラリン (2005-08-10 08:30)
>夜の女王は、オーストリアの女帝マリア・テレジア
こういう演出があると小耳に挟んだことがありますが、このチューリヒのやつでしたか。このDVD、ようやくジャケットがパパゲーノだと気付きました。今までウェルザー=メストだと思ってた~(笑)いや、何だか顔が違うな、とは思っていたんですよ。
>パパゲーノ「若返り術でもやったほうがいいよ」とかなんとかおしゃべり。
よくしゃべるパパゲーノ
もともとの台詞だけでもやかましいのに、さらによく喋るのですか(笑)個人的に兄ちゃんタイプのパパゲーノが好みなので、おっさんなのもちょっと残念です。
ヴァラリンさん>
>私のザラストロは・・・石が飛んできそうだから
いえいえ、あの退屈な説教のアリアで飽きさせないと仰るあの人の歌うザラストロ、ぜひ聞いてみたいと思いますよ!若いし!(笑)
by Sardanapalus (2005-08-10 08:39)
edcさん、こんにちは。
ちょうどこちらも今日、『魔笛』(パリ・オペラ座)を扱ったので、TBさせていただきます。チューリヒ歌劇場のもそのうち出て来ると思います(笑)。
by Orfeo (2005-08-10 09:40)
ヴァラリンさん
>『魔笛』ブーム?^^;
かな? この際、あそこの『台詞』チェックを兼ねて、久しぶりにゆっくり観てみようかしら・・なんて・・
>>私のザラストロ
ヴァラリンさんのザラストロ、ほんとに是非お会いしたいです(^。^
Sardanapalusさん
>おっさん
歌もおしゃべりも巧い!というか、そらさないところあり!です^^;
Orfeoさん
TB、どうも・・ では、私のほう、
次はパリ・オペラ座のを再視聴しましょう。
by euridice (2005-08-10 20:15)
edcさん、こんにちは。いつも拝見してますが、コメントは久しぶりです。
チューリヒで2年前にこの演出を見ました。同じくヴェルザー=メスト指揮で音楽面ではかなり充実(主要歌手は全員違いますが)。ミラー演出は概して保守的ではありましたが細かな点が面白かったです。開幕前から劇がはじまってたり、あの大蛇シーンなど。特にパパゲーノ!確かによくしゃべって観客と対話してました。パンフルートの場面も笑えますよね!
観客を見ていても、特に年配層の人達は、大笑いするために魔笛に来ているような感じを受けました。彼等にとっては長年親しんできたお約束の喜劇なんでしょうね。
by フンメル (2005-08-11 07:14)
フンメルさん、こんにちは。
>大笑いするため
単純に楽しむものでしょうけど、
「高慢ちきで傲慢な^^;」女性としては、
ひっかかる台詞が多いです。どの映像か忘れましたけど、
女性批判?!の台詞をザラストロが発するたびに、
ザラストロ国?の女性たちがうつむいてました。(演出でしょう)
by euridice (2005-08-12 20:00)
TB&コメント、ありがとうございます。
>どうでもいいような気がします。
ハハハ、まったくです。しかし、特権階級、知識階級、庶民と並べて、自由・平等・博愛の精神の体現ときましたか。やってることと、目指したこととが遊離しているような気がしますね(笑)。
ダブリますが、改めてTB返しさせていただきます。
by Orfeo (2005-10-24 17:23)