モーツァルト「魔笛」パリ2000年 [オペラ映像]
特別の主義主張がある演出ではないようです。背景画、装置画が頻繁に変わり、着ぐるみの動物たちが沢山登場します。いわゆる伝統的舞台装置をイメージした舞台というのでしょうか。
パパゲーノ&パパゲーナは鳥の羽を体中にまとった姿。パパパの歌、子どもたちは登場しません。タミーノ&パミーナは千夜一夜物語の王子さま、王女さまのよう。夜の女王の最初の登場はまるでろくろ首のように上空に顔だけが浮かび、美しいとは思えないけど、退場はそれがいきなり沈み込んで消えます。この退場は凄いというか、印象的。それに対して、ザラストロを殺せとパミーナに迫る場面で、普通に舞台に歩いて登場のときは、空に浮かぶ姿とスケール感が合わないせいか、そこはかとない違和感がありますけど、とても美しいし、歌の演技も迫真、
ど迫力で、見とれ、聞き惚れてしまいます・・・ 西遊記に出て来そうな怪物みたいなモノスタトスは、ユーモラスだけど、あそこまでデフォルメされる所以が理解不能。侍女たちの衣装も千夜一夜的といえばそうなのですが、あまりぱっとしません。三人の童子のかっこうがなんだか珍妙・・・。男の子たち、多少とも恥ずかしかったんじゃないかしら・・・
以上、いかにも別世界的扮装の登場人物に対して、ザラストロの国の人たちは、指導者層を除いて、地味なスーツ姿の現実的な人々。ザラストロは布袋様のような頭で、背広の上にキンキラキンの衣装。頭こそ違え、なんとなくショーコー的雰囲気。指導者層は、同じく背広の上に襟元が光る法衣のようなものをまとっています。
パパゲーノが、突然現れた老婆に「年はいくつ」とたずねる場面の台詞、この公演、
パパゲーノ「年はいくつ?」
老婆「18歳と2分」
パパゲーノ「80歳と2分じゃないの?」
老婆「18歳と2分よ!」
続いて若い恋人がいるの?
10歳年上よ。と続きます。
パリ・オペラ座2000年
イヴァン・フィッシャー指揮 ベノ・ベッソン演出
パパゲーノ:デトレフ・ロート
パパゲーナ: ガエル・ル・ロワ
タミーノ:ピョートル・ベッチャーラ
パミーナ:ドロテア・レシュマン
夜の女王:ナタリー・デッセイ
ザラストロ:マッティ・サルミネン
モノスタトス:ウーヴェ・ペパー
弁者:ヴォルフガング・シェーネ
童子:チューリヒ少年合唱団

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☆モーツァルト「魔笛」チューリッヒ2000年
☆モーツァルト「魔笛」ミュンヘン1982年
☆役についての歌手のコメント集
☆初録音
☆デビュー
☆夜の女王
☆モーツァルト「魔笛」
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DVDライブラリーより。 メルヘン調というよりは、戯画調の舞台。極彩色豊かなハリボテのセットが目まぐるしく入れ代わる。白い幕がスルスルと盛り上がって頂上部に夜の女王が現われるシーンは、さながら小林幸子




パミーナ、夜の女王の非常に表現的な歌が一番魅力的です。


TBありがとうございます。
この公演は女性優位のような感じでしたね^ ^;;
こちらからもTB付けさせていただきます。
by Orfeo (2005-08-12 20:15)
>パミーナ、夜の女王の非常に表現的な歌が一番魅力的
レシュマンはコヴェント・ガーデンのDVDでもパミーナやってますし、デッセイの女王も素敵でしょうね~。見てみたいなぁ。
個人的には写真を載せてくださっているタミーノの衣装から目が離せませんが、
>なんとなくショーコー的雰囲気
のザラストロも見たいような見たくないような…(^_^;)
童子達は大きな蝶ネクタイが一瞬「パーティーの司会者服?」と思っちゃいました。
by Sardanapalus (2005-08-13 00:45)
Sardanapalusさん
>ザラストロも見たいような
写真だけでは伝わらないけど、とりあえずアップ・・・^^;
by euridice (2005-08-13 07:31)
euridiceさん
先日はコメントをありがとうございました。
綺麗な写真に、euridiceさん独特の面白い記事に引き込まれてしまいました。
モーツアルトは少し苦手なのですが、オペラを聴いてみようと思います♪
by おさかな♪ (2005-08-20 22:34)
おさかな♪さん
ナイスもありがとう!!
お仕事のほう、一段落かしら?
>モーツアルト
私もどちらかと言うと苦手だったし、今もちょっと苦手かも・・
でも、聴く(観ても)と、その時は、やっぱりいいなって思います。
by euridice (2005-08-21 00:06)