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モーツァルト「魔笛」スカラ座1995年 [オペラ映像]

いつも楽しく読んでいるブログ、FOOD FOR SOULで紹介されています。お陰さまで観ることができてうれしいです。「魔笛」リストに加えることもできましたし^^!
詳しい解説、感想はFOOD FOR SOULへ....

ずいぶん凝った舞台装置、衣装の公演。それに、台詞がとても多いです。字幕があるのでしょうか。それと、2幕、パミーナがタミーノの冷たさを嘆いて歌う後方で、夜の女王がパミーナに短剣を渡し、それでザラストロを刺そうとして果たさないパミーナの寸劇が、影絵で演じられる舞台が美しいです。試練の門のところ、宗教的な苦行を前面に出して、拷問を連想しかねないので、ちょっとショック。こういう演出は初めて。神殿の奉仕者たちの仮面もグロテスクで、印象的です。

音楽的には全体として軽く明るい感じを受けます。常套的な言い方をすれば、イタリア的なのかもしれません。

パパパの歌のところ、小さな子どもたちが出てきますけど、舞台後方の洞穴みたいなところにいて、よく見えないのが残念です。このパパゲーノはもしかしたら本当に鳥なのかも・・、まるでニワトリみたいな動きをするのが傑作です。彼のパパゲーノは、もうひとつコヴェントガーデンの映像でも見られます。こちらは外国版ですけど、DVDがあります。

生の舞台を見たことがある歌手が何人も出演しています。

パパゲーノのキーンリーサイドはついこの間、ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の来日で、ドン・ジョヴァンニでした。この映像はちょうど十年前です。

パミーナのロストは、新国立劇場の「椿姫」のヴィオレッタとして。この時のパパ・ジェルモンは、武装した男のひとり、マイケルズ・ムーアでアリアが印象的でした。

夜の女王のルキアネツも新国立劇場の「ランメルムーアのルチア」のルチア、それから、新国中劇場で上演されたラ・ヴォーチェ公演「愛の妙薬」のアディーナでした。この映像ではどうも調子がよくないようですけど、ルチアもアディーナも素敵でした。

三人の侍女のひとり、ラングはパルジファル(読売日本交響楽団公演、上野)のクンドリでした。

モーツァルト作曲:魔笛
指揮:リッカルド・ムーティー
演出:ロベルト・デ・シモーヌ
ミラノ・スカラ座 1995年(NHK-BS2)

パパゲーノ:サイモン・キーンリーサイド
パパゲーナ:リーザ・ラールソン
タミーノ:ポール・グローヴズ
パミーナ:アンドレア・ロスト
ザラストロ:マティアス・ヘレ
夜の女王:ヴィクトリア・ルキアネツ
モノスタトス:セルジョ・ベルトッキ
三人の侍女:アディーナ・ニテスク、ペトラ・ラング、リーオバ・ブラウン
武装した男:アントニー・マイケルズ・ムーア
三人の童子:テルツ少年合唱団員


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コメント 5

Sardanapalus

わ~い、大好きなスカラ座公演だー。リンクありがとうございます!ってことで、早速TBもさせていただきました☆キーンリーサイドの映像アップも嬉しいです!

>試練の門のところ、宗教的な苦行を前面に出して、拷問を連想
私はこれが「魔笛」初体験だったので、他の演出を見るまで「本当に『試練』なんだ~」と納得して見ていました。今はちょっとやりすぎかと思います。精神的な試練の方がその意味に深みが出る気がしますね。

>台詞がとても多い
ですよね!?しかも、お客さんは笑うシーンでもほぼ無反応…(^_^;)会場に字幕、あるのか疑問です。

>パパゲーノ
>まるでニワトリみたいな動きをするのが傑作
こんなことしてるから「動物学を学んだことがパパゲーノの役作りに役立ってますか?」とかインタビューで聞かれるんだってば(笑)と思うファンは私だけではないはずです。そうやって聞かれるのが嫌でインタビューを避けてたそうなんですよ…。

>生の舞台を見たことがある歌手が何人も出演
本当にぞろぞろとすごいですね!(@_@)皆さん10年後も活躍していらっしゃるというのは嬉しい限りですね♪それだけ、若手成長株の歌手をそろえた公演だったということでしょうか。
by Sardanapalus (2005-12-05 09:25) 

keyaki

>会場に字幕、あるのか疑問です。
ないない、この頃のスカラ座は行ったことないですが、ないというはなしでしゅ。
昨年でしたっけ、スカラ座の来日公演で、はじめて字幕付けたんですよ。それでもすったもんだあったみたい。
なんでも、ムーティが字幕反対論者なんですと。
見るか見ないかは、客に決めさせてもいいと思うんですけどね。
リフォームして、今は、座席に字幕あるそうです。

>お客さんは笑うシーンでもほぼ無反応…(^_^;)
セリフだけイタリア語にすればよかった・・・なんて、原典主義のムーティがやるわけないか!
でも、やってるほうは、拍子抜けですよね。
by keyaki (2005-12-05 10:58) 

TARO

ちらっとこのビデオクリップを聞いただけでも、キーンリーサイドのパパゲーノは素晴らしいですね。
それにしてもいかに10年前とはいえ、ペトラ・ラングやリオーバ・ブラウン、アンソニー・マイケルズ=ムーアあたりが脇にまわってるなんて、贅沢な配役です。
by TARO (2005-12-05 12:45) 

Sardanapalus

keyakiさん>
>>会場に字幕
>ないない
情報ありがとうございます!でしょうねぇ。歌手達も、モノスタトスの手下達(歌は無い)も、ウケないドイツ語台詞を喋るのは難しかっただろうなぁと思います。特に手下達が「パミーナが逃げたから、これでモノスタトスも終わりだ、ざまーみろ!」って大笑いして喜んでるシーンがあるんですが、役者だけがノリノリで、観客との温度差が痛々しいくらいです(^_^;)ドイツ語圏以外での字幕なし、台詞いっぱい公演なんて、いかにもムーティがやりそうなことだなぁ(笑)

>見るか見ないかは、客に決めさせてもいい
私もそう思います。見たくなければ無視すればいいわけですし。字幕がある公演だと、それこそコヴェント・ガーデンはなかなか上手な字幕がでるので、客の反応も良いですよね。「魔笛」DVDでもあんなに笑い声が入っているものは少ないかと思います。ってことで出演者のためにも字幕はあったほうが良いと思うんですけどね~。
by Sardanapalus (2005-12-05 18:42) 

euridice

>ドイツ語圏以外での字幕なし、台詞いっぱい公演
なんだか不思議な感じですよね・・・
新国の時も、別に台詞いっぱいではなかったと思うけど、字幕出てても、違和感ありました。だって、舞台上はドイツ語圏出身歌手ゼロ、多分客席も限りなくゼロに近かったに決まってますもの。

>「動物学を学んだことがパパゲーノの役作りに役立ってますか?」
なんて質問するインタビュアーがいるんだ^^!
それにしても、見れば見るほど、ニワトリの動作をよく研究してるって思います・・・ 特に、脚の上げ方!
これこそ、どこにもない、最もユニークなパパゲーノですね。
by euridice (2005-12-05 21:29) 

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