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新国立劇場オペラ公演「ホフマン物語」 [劇場通い]

今年最後の劇場通いは、オッフェンバックの「ホフマン物語」です。2003年11月の新演出のときにも行きました。このときは、舞台を多少見上げるような席、今回は2階で舞台を見下ろす感じ。空席が目立ったので、後で、1階に降りればよかったなんて思いましたが、後の祭り・・・ それに今回は仕事帰りで、ちょっと疲労気味だったかも・・・最近は休憩1回が多いので、そう思っていたら、今回は2回あって、終演が遅くなりました。そんなこともあってか、結論から言うと、前回のほうが、気分が高揚しました。

再演は概ねパスするのに、出かけた理由は、来日公演のような大枚はたかずとも、映像でおなじみのジェイムズ・モリスを目の当たりにできるということ。一番傑作だった目玉男の舞台写真がないのが残念なので、合成写真を作りました^^; 実際はもうちょっと背が高いです。いろいろと映像で拝見したより、格段に恰幅がよかった。そして、悪魔的な存在の悪漢というよりも温厚な紳士という感じ・・

舞台の見え方は相当違うように感じました。見上げるような見方のほうが印象が視界、色彩の感じ共、よかったようです。特に病気の歌手アントニアの場は、上からだと、ぶら下がっているたくさんの弦楽器が、照明の関係か、よく見えないし、奥まで見えるため、歌手の出入りが見えてしまい、登場の意外感、衝撃などが薄まった感じ。娼婦ジュリエッタの場では、奥のほうの船着き場付近がよく見えたのはよかったのですが、視界が広がった分、なんとなく散漫な感じもしました。機械人形オランピアの場も、下から見るほうがおもしろかったように思います。

ホフマン役のテノールはなかなか決まらなかったようですが、全然気にせずにチケットを取りました。ネット上で評判になっていたので、思いがけず、楽しみが増えました。テノールには珍しい(?)いわゆる長身痩躯、はっきりとした目鼻立ちの、これもオペラ歌手としては相当の美形ということかしら。ドイツ人でワーグナーの役もレパートリーとか。私としても注目せざるを得ないですが、じっくり観察、拝聴した結果は、とりあえず、ワーグナーで出会うまで保留・・・というところ・・・かしら。

前回特に印象的だったのはミューズ/ニクラウス(エリナ・ガランチャ)とアントニア(アンネッテ・ダッシュ)でした。そこの違いが全体的雰囲気に一番影響したような気がします。おまけに、今回の長身の男声歌手たち、ホフマン役と悪漢役の半分強しかない背丈はかなりマイナス要素でした。特にアントニアの部分、子どもをかまっているように見えてしまう・・・ それから、喜劇的な演技が非常におもしろかった脇役数役兼任の高橋 淳さんのキャンセル。喜劇的な雰囲気が一挙に減退したようです。

ホフマン:クラウス・フロリアン・フォークト
オランピア:吉原 圭子
ジュリエッタ:森田 雅美
アントニエッタ:砂川 涼子
ミューズ:加納 悦子
ニクラウス:加納 悦子
ステラ:林 美智子
母:林 美智子
悪漢4役:ジェイムズ・モリス
召使など:青地 英幸


演出:フィリップ・アルロー、指揮:阪 哲朗
東京フィルハーモニー交響楽団

ちなみに前回はこんな感想がメモしてありました。

「見てだらしない感じの歌手さんがいなかったし、女声陣はみなさん魅力的、男声も美形ではないけど、動きもよく全体的に、目の喜び!の舞台。コントロールされた『大声』も快感でした。蛍光色の世界というのは、好みではないけど、猥雑な感じはこのオペラに合っているのかもしれません。ただし、アントニアの場は、色彩はモノトーンで、透明感が冴えわたるような雰囲気でした。この部分、映像ではたいていちょっと退屈なのですが、一番感動的。ニクラウス/ミューズが全体を引き締めて統一感をもたらしている感じ・・」


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コメント 12

ヴァラリン

>合成写真
おもしろ~い(^^!頭髪は地毛でしょうか?

>ホフマン役のテノール
>じっくり観察、拝聴した結果は、とりあえず、ワーグナーで出会うまで保留・・・というところ・・・かしら。

Klaus Florian Vogt氏ですよね。よくお邪魔しているブログで話題になったことがあり、その時にしっかりチェックした情報↓です(^^;

http://operabase.com/listart.cgi?name=Klaus+Florian+Vogt&loose=E&acts=+Schedule+

来年3月-4月にはメトでローエングリンを歌いますから放送があるかもしれませんね。
それから、来年6月のバーデンバーデン@ローエングリンの映像になることも、既に決まっているんですよ。
(フムフム~~なキャストですね。トレーケルは伝令かなぁ?)
《* Wagner - LOHENGRIN (cast subject to change) Klaus Florian Vogt, Solveig Kringelborn, Waltraud Meier, Tom Fox, Roman Trekel, Hans-Peter Konig; Nikolaus Lehnhoff; Kent Nagano, Baden-Baden 2006 (Opus Arte)》
by ヴァラリン (2005-12-07 23:52) 

keyaki

わーー、合成写真作っちゃいましたか、言われなければわかりませんね^^;
私も生モリス楽しみにしてましたが、ちょっと肩すかしでした。4役の差が感じられなかったのですが、帰りの電車の中でハタと思いつきました、頭が全部同じでしたね。プレミエの悪漢さんは、黒人の歌手さんで、顔を白く塗ったりしてましたね。
こちらからもTBさせて頂きました。
by keyaki (2005-12-07 23:56) 

ふくろう

あら、モリス、カツラをつかわず地毛だけだったんですか?
そりゃ珍しいかも?
違いが出にくいのも当然でしょうね(^^;
しかし随分白髪になっちゃったなぁ・・・。
by ふくろう (2005-12-08 06:41) 

euridice

>プレミエの悪漢さん
頭はやっぱりそのままだったみたいね。「白塗り」ってそれだけで凄みがありますね。

>カツラをつかわず
きっとそうだと思います。整髪したてって感じで、そこに目が行っちゃうと、紳士なのよね^^!
>随分白髪
舞台写真よりはもうすこしグレーでした。
きれいに白髪になるタイプみたい・・・
by euridice (2005-12-08 07:15) 

euridice

>ローエングリンのDVD
まだ上演する前から、決まってるのね・・
楽しみ^^! キャンセル抜きで願います。
by euridice (2005-12-08 07:17) 

keyaki

サイドバーに「静けき真夜中」ホフマンさんの歌がアップされましたね。
偶然の一致で、私もサイドバーに同じ歌をアップしたんですよ。気が合いますね。

モリス氏は、太って、お顔がパンパンなので、目が開いているのかどうかわからないくらいでした。そのかわり、しわがなくて若く見えますね。
by keyaki (2005-12-08 14:16) 

euridice

>気が合いますね。
ですね^^! まあ、「静けき真夜中」=きよしこのよる
これが一番知られているクリスマスの歌でしょうねぇ・・
「静けき真夜中」と言っちゃうのは、××××× で、この歌を覚えたってことね....
by euridice (2005-12-08 15:02) 

keyaki

>××××× で、この歌を覚えたってことね....
巷では、キヨシコノヨルというらしいですけど、いやですねぇ、、、、
賛美歌という言い方もヤデスネ、、、
by keyaki (2005-12-08 15:24) 

Sardanapalus

>一番傑作だった目玉男
うわ、凄い!(笑)顔と体の違和感も無いし、合成とは思えないですよ。衣装などはまるっきり蛍光ペンの配色なんですね。ちょっと目が疲れそう…。

>ホフマン役
写真だけならかっこいいじゃないですか!?でも評価は保留ですか~。とりあえず、スタイルがいいのは良いことですね。METの「ローエングリン」の放送をぜひ聞いてみようと思います。
by Sardanapalus (2005-12-08 19:58) 

euridice

>まるっきり蛍光ペン
そう、アントニアのお話のところを除いて、まさに蛍光ペンの世界です^^!

>METの「ローエングリン」の放送
楽しみです^^!
by euridice (2005-12-08 22:27) 

TARO

ネットで他の方の書き込みなんか読んでも、モリスやはりちょっと衰えちゃったみたいですね。まあ、しょうがないことですけども。(それに太って白髪にも・・・?)
昔、彼の悪漢4役を聞いた時は、声の威力が凄かったんですが。
by TARO (2005-12-08 23:30) 

keyaki

>モリスやはりちょっと衰えちゃったみたいですね
いえ、声は充分大きかったです。
by keyaki (2005-12-09 02:12) 

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オッフェンバックの歌劇「ホフマン物語」(Sheva'sBalletFan 2005-12-08 09:30)

JacquesOffenbach:LesContesd'HoffmannOperain5ActsSunginFrenchwithJapaneseSupertitlesOPERAHOUSESTAFFMusicby:JacquesOffenbachOriginalby:ErnstTheodo…[続く]

新国再演《ホフマン物語》(keyakiのメモ、メモ......... 2005-12-07 22:23)

今年最後の新国オペラ鑑賞に行ってきました。2003年の再演《ホフマン物語》です。プレミエでは、エリナ・ガランチャのミューズ=ニクラウスが、容姿歌唱ともに素晴らしく、印象的でした。その後、彼女は、シェロー演出の《Cosi fan tutte》にも出演する等、活躍しています。生舞台で接した…[続く]

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