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フンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」チューリヒ1998年 [オペラ映像]

フンパーディンク:歌劇《ヘンゼルとグレーテル》OrfeoさんのDVDライブラリーで紹介されています。子ども向けにつくられたオペラと言えると思います。この映像でも、客席に大勢の子どもたちの姿があります。子どもは舞台上にも大勢登場します。舞台は終始、小さな子どもを飽きさせないだろうと思われる工夫でいっぱいです。でも、大人も充分に楽しめます。もともと聴きごたえのある重厚な音楽、どこかで耳にした可愛らしい子どもの歌など複雑多岐という感じです。

有名なグリム童話を元にしたオペラですが、親が子どもを森に置き去りにして捨て子しようとする原作とは違います。言いつけられた仕事をさぼって遊んでいた子どもたちを叱ったお母さん、誤って大事なミルクの壷を割ってしまい、怒り心頭。子どもたちをコケモモ(字幕)つみに行かせます。子どもたちはまたまた持って帰るべきコケモモを食べたりふざけたりしているうちに道に迷って、お菓子の家を発見。魔女に捕まってしまいますが、グレーテルの機転で魔女をやっつけ、お菓子にされていた子どもたちも元の姿に。捜しに来た両親は子どもたちを見つけて抱きしめます。

この上演は、「怪獣たちのいるところ」などの絵本作家モーリス・センダックが舞台美術担当。彼の描く絵本を知っていれば、一見してどこかで見たような気がするでしょう。舞台転換の間に駆け回る絵の魔女、魔女につかまったらしい子どもたちの行列、魔女の手下みたいな黒猫など、実際に舞台を見ている子どもたち、きっと恐ろしくて息をのんで見つめていたに違いないと思います。

ヘンゼルもグレーテルも、彼らのお家になぜかたむろしている大勢の本物の子どもたちに混じっても、そこそこ子どもに見えますし、テノールの演じるいかにもの魔女もおもしろいです。

フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテル
チューリヒ歌劇場1998年
フランツ・ウェルザー=メスト指揮
フランク・コルサロ演出
モーリス・センダック舞台、衣装

ペーター:アルフレート・ムフ
ゲルトルート:ガブリエーレ・レヒナー
ヘンゼル:リリアーナ・ニキテアヌ
グレーテル:マリン・ハルテリウス
魔女:フォルカー・フォーゲル
眠りの精:マルティナ・ヤンコヴァー
露の精:ミレナ・ヨトヴァ

Hansel & Gretelこのオペラはもうひとつずっと以前に見たショルティ指揮の映画版のほうが、なんとなくですが、全体として、特に音楽としては、美しかったというか整っていたというか、そんな気がします・・・
関連記事:ヘルガ・デルネシュ


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コメント 5

Cecilia

「ヘングレ」、大好きなオペラです。以前記事を書いたので、トラックバックさせていただきました。(二つも入ってしまったので、一つ削除してください。申し訳ありません・・・。)センダックが演出なんて、是非見てみたいものです!
うちにあるCD(映像つきで観たいのですが・・・)はルチア・ポップ、ファスベンダー、グルべローヴァ・・・などが出演しているショルティ指揮のものです。
by Cecilia (2006-03-25 08:52) 

Orfeo

edcさん、こんにちは。リンク&TB、ありがとうございます。
子どもにも親しみやすいメロディがあるかと思えば、突然《リング》みたいな音楽が出て来ちゃう・・・ホント「複雑多岐」な音楽ですねえ、これは。
TB返しさせていただきます。
by Orfeo (2006-03-25 08:52) 

YUKI

このオペラは学校で何回か観た事がありますが何となくホノボノさせられますよねぇ。(^_^)
演技的にもコミカルな演出が多い様な気がしました。
魔女の役が大体が女性が多いですが、まれにテノールが歌っている事もあるみたいですねぇ。
by YUKI (2006-03-25 15:22) 

euridice

Cecilia さん
>ショルティ指揮
CDと映画版の音声部分、配役が一部違うようですね。映画版、ぜひご覧になってみてください^^!

Orfeoさん
こういう贅沢な音楽を母国語で楽しめる子どもたち、ちょっとうらやましいですね。

YUKIさん
日本で上演する場合は、日本語訳でしょうね?
美しくて聞き取りやすい訳で歌ってほしいです........
by euridice (2006-03-25 16:53) 

AKKY

舞台見ましたよ。
ちょうどその時期にチューリッヒに行っていて、なんだか忘れたけオペラをまとめて見た内の一つです。
客席は親子連れで一杯でしたが、大人も子供も楽しめる素晴らしい音楽と演出でした。
私も日本で魔女をやったことがありますが、ここでは狂言回しの黒猫たちの動きが気に入りましたね。
by AKKY (2006-05-07 05:25) 

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『ヘンゼルとグレーテル』(チューリヒ歌劇場)(orfeo.blog 2006-03-25 08:54)

DVDライブラリーより。 有名なグリム童話をオペラ化した、フンパーディンクの代表作。台本は作曲者の妹が書いている。貧しいほうき職人ペーターの子どもたちヘンゼルとグレーテルは、仕事の合間に遊んでいると

ヘンゼルとグレーテル〈オペラ)(Ceciliaの部屋 2006-03-25 08:44)

フンパーディンク : 歌劇 「ヘンゼルとグレーテル」アーティスト: ファスベンダー(ブリギッテ), ウィーン少年合唱団, ポップ(ルチア), ベリー(バルター), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, フンパーディンク, ショルティ(サー・ゲオルク)出版社/メーカー: ユニバーサル…[続く]

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