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ダニエル・シュミット監督「書かれた顔」 [映画]

監督のダニエル・シュミットは最近亡くなったということです。keyakiさんのブログに追悼:ダニエル・シュミットの記事があります。

坂東玉三郎に関するドキュメンタリーのようなもの。男が女を演じることがテーマ。
後半の「芸者物語」の寸劇はちょっと意味不明ですけど、玉三郎の変身ぶり、踊りのすばらしさが堪能できます。他に杉村春子、武原はん、大野一雄などの、極められた芸の雰囲気が魅力的です。ちなみに「芸者物語」の中で、「蝶々夫人」の旋律が流れます。

舞踊「鷺娘」ではじまり、再びこの舞踊で終わります。愛媛県は内子町に残る江戸時代の芝居小屋「内子座」が登場するのも興味深いです。子ども時代、この内子座の前を車で何回か通過したり、たぶん町を散策したことも何度かあるような記憶があります。和蝋燭のお店がたくさんあります。この芝居小屋が生きているとは当時は思いもしませんでした。中に入ったことはないのですが、この古い芝居小屋、記憶の奥底になぜか残っています。

ところで、この映画、いろいろと興味深い言葉が語られます。その中のひとつ、玉三郎がこんなことを言っています。「演劇的な人」とは?の質問に答えたのでしょう。

「ごっこのできる人たちって言ったらいいでしょうかね。例えばちょっとした空間を与えられたことによって、そこが違うスペースだっていうことをぱっと作れる人たち。あるいは一つの空間をぱっと区切られたときに、その区切られた空間の中にぱっと宇宙観を表現できる人たち。それが演劇的な人たちだと思ってます。」

そこで思い出すのが、ペーター・ホフマンの伝記で語られていること。
「彼(P.ホフマン)はある意味、生まれながらの俳優で、ほんの小さなきっかけを、完全に整合性のある世界に変え、演劇畑の俳優が嫉妬のあまり思わず青ざめてしまったほどに、ジークムントという役を巧みにこなす。かつてボヘミヤで小さな移動劇団を経営していた祖父母にとって、孫である彼は、すばらしい喜びだろう」

そして、歌手自身、子ども時代から、「お芝居」は生活の一部だったようです。ギムナジウム時代の思い出です。
「市内電車を待っている間、自分たちの作品を創作した。(友人の一人は)昇給を要求してきた社員に、まるでとりあわず、減給をつきつける工場主を演じるのが特に好きだった。私たちにとって、芝居は大きな楽しみだったし、ものすごく創造的なことだった。」

 ※クリックすると、とっても可愛い玉三郎登場!^^!


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コメント 3

keyaki

努力して得られる以上のものを持っている、やっぱり素質でしょうね。努力していると感じさせるのが大根と分類され、はなから、演技を放棄しているのもありますからね、オペラの場合は、観客にもいろいろいて、まあ、そのへんは、テンテンテンです。
どうみても無意味な動き連発の歌手のことまで演技派なんて分類していたりもしますしね、不思議、不思議。

それはともかく、玉三郎、かわいいですね。玉三郎といえば、オペラが好きなので、ドイツとイタリアが好きだそうです。
by keyaki (2006-09-01 10:59) 

euridice

>玉三郎、かわいいですね。
でしょ?^^;
あの音楽で踊ってるわけじゃないんでしょうけど、ぴったり合っているのもおもしろいです。
by euridice (2006-09-02 08:33) 

とりこ

こんにちは
興味深いお話 すてきな話を紹介ありがとうございます
玉三郎さんはすてきですね

内子座 お芝居は日程外で見られませんでしたが、前まで行きました
この建物 懐かしいです
by とりこ (2016-02-22 14:18) 

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