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アンナ・マリア・カウフマン [オペラ歌手2]

以前にサウンド・オブ・ミュージックのタイトルでアンナ・マリア・カウフマンの歌う「すべての山に登れ」を取り上げました。アンナ・マリア・カウフマンは1990年に、ロイド・ウェッバーの有名なミュージカル「オペラ座の怪人」でクリスティーヌ役として、怪人役のペーター・ホフマンに出会いました。

ネット情報によると、アンナ・マリア・カウフマンはカナダ生まれ。音楽の勉強をはじめたのはドイツのデュッセルドルフ、その後ミュンヘンで。1990年、ハンブルクでのオペラ座の怪人ドイツ初演で、クリスティーン役に選ばれたことが最大かつ最良の転換点となります。怪人役はペーター・ホフマン。オペラ座の怪人終了後もホフマンとの仕事上の関係は続き、1993年秋に二人でミュージカル・ツアーを行ったときの記録ビデオにあったのがこの歌。

そして、パーキンソン病が明らかになった後の1999年にも、彼女はホフマンと共にミュージカルとポップスのツアーで、20以上の都市を回りました。難病を抱えた歌手と共に仕事をすることはそう気楽なことではないと思います。勇気と真の強さと優しさをもった女性なのでしょう。この「すべての山に登れ」の歌からも、それが伝わってくるように感じます。

このツアーについて『1999年に、演奏旅行の同行者として、招かれました。すばらしい時間を過ごしました。病気に関しては、彼はその扱い方をよく心得ていましたから、ほとんど問題はありませんでした。彼は自分のできる範囲を知っていますし、私は常に彼を信頼していますから、彼と演奏旅行をすることに、露ほどのためらいもありませんでした。音楽と舞台、これこそが彼の全人生なのです。彼は全てをやり遂げたのですから、もうこれ以上先に進む必要はないのです。しかし、彼は自分の仕事が好きなのです。そして、今でもまだ第一級の仕事を成し遂げることができるということを証明したのです。』と述べています。

おそらく病気の歌手から手のひらを返すように離れて行った人が少なくないと想像しますが、その後も彼女はホフマンと疎遠になることなく、何かと援助と協力を具体的かつ積極的に続けているようです。自分のキャリアの原点を忘れない心、尊敬に値すると思います。

満足に仕事ができなくなってから、15年。ホフマンの生活は優雅な闘病生活などという生易しいものではないようです。そんな中、その存在を忘れることなく、心から気にかけ、行動している人の一人が彼女なのです。

アンナ・マリア・カウフマンのホフマンの伝記(2003年刊)に寄せた談話を全部読みたい方は、こちらへどうぞ。

アンナ・マリア・カウフマンがホフマン60歳の誕生日に贈った言葉:
『私の人生において非常に重要な時間として、あなたと共有したその時をこれからもずっと宝物のように大事していくつもりです。あなたは私に芸術的霊感を与え鼓舞してくれたばかりでなく、あなたの精神にある真の強さと強靭な人間性を示してくださいました。このことはパーキンソンとの闘いを通して証明し続けていらっしゃいます。私は友人として、仕事仲間としてこの闘いを支援したいと思っています。例えば、コンサートで、基金を集める事はパーキンソンと闘うことになるでしょうか。これからの人生で何があろうとも、過去においても将来にわたっても、あなたは私のキャリアに主要な影響を与えた人の一人です。いつも感謝しています。神様が祝福と、日々の力を与えてくださいますように。』〜ホフマンのHPより

ちなみに2006/2007シーズン、ドイツでの「オペラ座の怪人」、ホフマンの元妻
デボラ・サッソンがクリスティーヌ役で出演だそうです。

もうひとつおまけ:ホフマンの元マネージャー、実弟フリッツ・ホフマン氏がマネージメントをしている若いピアニスト(2006年東京でリサイタル)とサッソン。F.ホフマンのホームページ


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コメント 2

keyaki

素晴しい記事をありがとうございます。

>難病を抱えた歌手と共に仕事をすることはそう気楽なことではないと思います。勇気と真の強さと優しさをもった女性なのでしょう。
アンナ・マリア・カウフマンの談話も読ませていただきました。
ホフマンを芸術家として心から尊敬していることが伝わってきます。

最近、思いがけない過去の録音を聴く事ができて、同好の方たちに感謝、ネットのおかげですね。
by keyaki (2007-04-10 02:27) 

euridice

keyakiさん、こめんと、ありがとうございます^^!

>ネットのおかげ
もちろんいいことも(のほうがかなぁ.....)多いですが、
知らぬが仏のこともわかってしまうのはちょっと辛いかも・・・
by euridice (2007-04-11 08:19) 

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