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ジョルダーノ作曲「アンドレア・シェニエ」1981年ウィーン [オペラ映像]

ジョルダーノ 歌劇《アンドレア・シェニエ》このオペラの他の映像は、見た順に、ミラノスカラ座(1985年)、ロンドンコヴェントガーデン(1985年)、NHK招聘イタリアオペラ、一番最近の映像は、行かなかったけれど来日公演もあったボローニャの(クーラ&グレギーナ 2006年)を視聴。並べてみるとけっこう見てますね。このウィーンの映像を見たのは三番目だったかな? 数年前に新国立劇場での公演に行きました。

主役三人は、映像、録音ですっかりおなじみの魅力満点の歌手たちですが、脇役にも映像その他で名前をよく知っている歌手が出演しています。まず、はじめのコワニー伯爵家のパーティー場面。パリからやってきた修道院長、なんだか東洋人っぽいと思いました。配役をみたら、なんとあの天才的テノールと言われている夭折した山路芳久氏でした。嫌みな密偵のツェドニク、そして、孫を軍隊に差し出す盲目の老女がバルビエリ。どちらもさすがに存在感があります。

ジョルダーノ:アンドレア・シェニエ
ネロン・サンティ指揮
オットー・シェンク演出
ウィーン 1981年

シェニエ:プラシド・ドミンゴ
マッダレーナ:ガブリエラ・ベニャチコヴァー
ジェラール:ピエロ・カプッチッリ
密偵:ハインツ・ツェドニク
マデロン:フェードラ・バルビエリ
修道院長:山路芳久

この映像で一番印象的だったのが、三幕裁判所の場面。ジェラールがシェニエを弁護するところです。ジェラール、そんなことして危ないよ・・彼もこの時代を生き抜けないのかもしれない・・ そして、それに対するシェニエの驚きと感謝と感激の反応がはっきりと伝わって、二人が理解しあった瞬間が感動的でした。シェニエにマッダレーナの存在を知らせるジェラール。自分の恋心を犠牲にする真の愛・・ 他の映像のこの場面、忘れてしまっただけかもしれませんけど、もっとあっけらかんとしてあっけなかったように思います。

このオペラ、1980年代の映像がミラノ、ロンドン、ウィーンと三つも・・・ 個々の好みとか、諸々の要素の凸凹はともかくとして、いい映像ぞろいだと思います。

ジョルダーノ 歌劇《アンドレア・シェニエ》ボローニャ市立劇場新しいボローニャ(2006年)の映像、相当の期待感を持って視聴したのですが、何故か、ちょっと違う・・という残念な印象でした。ひとつには、たぶんグレギーナのいつもの姉御振りと大味歌唱^^?;が好きじゃなかったんじゃないかと思いますけど・・ 



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コメント 15

オデュッセウス

この作品はまだ実演はもちろん、DVDやCDでも聴いたことありません。今はすっかりウィーン国立歌劇場にはまっているところなのでこのDVDにはかなり興味あります。山路芳久さんはウィーンで買ってきたクロニークによるとウィーン国立歌劇場で118回舞台に立っているようです。凄い方なんですね。
因みに盟友のディオニソスはウィーンでこの作品を観ていますが、全く印象に残っていないそうです。
by オデュッセウス (2008-04-10 20:58) 

サンフランシスコ人

一度サンフランシスコ歌劇場で聴いたことがあります。

http://archive.sfopera.com/reports/rptOpera-id426.pdf

by サンフランシスコ人 (2008-04-11 07:49) 

euridice

サンフランシスコ人さん
1992年、指揮者は同じネロン・サンティですね。
マッダレーナ:アプリレ・ミッロ はメトの仮面舞踏会、アイーダで視聴しました。もちろんテレビですけどね。
ジェラール:パオロ・ガヴァネッリ も映像で視聴しました。リゴレットとシモン・ボッカネグラだったかな?
肝心のシェニエ:ブルーノ・ベッカリア は知らないみたいです。
by euridice (2008-04-11 08:12) 

euridice

オデュッセウスさん
このオペラ、最初は全然ついて行けませんでした・・
ソプラノのアリアを知ったあと、途中でずっと止まっていた最初の映像を
やっと最後まで見ました。
テノールとバリトンのアリアも有名らしいです。
なかなか良い旋律です。私はバリトンのアリアのほうが好みです。

>山路芳久さんはウィーンで・・118回舞台に立っている
そうなんですか。専属契約なさっていたのでしょうね。
日本での「愛の妙薬」の舞台をテレビで見たことがあります。
やっぱり学芸会モードが気恥ずかしくて落ち着いてみていられない・・
全員で浮いてるってところ・・かな^^;;

このシェニエではきっちりとその場にとけ込んで違和感がありません。
今は東洋人歌手なんて全然珍しくもないですが、1981年の映像ですから、
あれっと思いました。東洋風の容貌の方だわ・・とちらっと感じた程度の印象です。
by euridice (2008-04-11 08:24) 

りょー

ひさしぶりにお邪魔します
>新しいボローニャ(2006年)の映像
これは、その~、え~と、シェニエがかなり太ってますしね^^;見た目と舞台でのこなれ度は東京の公演のほうがずっと良かったです。
演出もかわってるし、(デルモナコJr.の言いたいことは分かるんだけど…)、映像も綺麗じゃなくて、カメラワーク間違ってるだろう?と素人の私でも思うくらいですし、主役の3人とも、映像の発売にいい顔しなかったって話ですョ。ファンとしては無いよりずっとマシではあるんですが。
この記事の、ウィーンのオットー・シェンクの演出…イイなぁ~。こういうので映像になって欲しい(^_^;今もウィーンはこの演出ですよね。この演出で最近はクーラとかリチトラも歌ってますね。
by りょー (2008-04-11 09:17) 

ななこ

このオペラは最初は感情移入ができるストーリーではありませんね。
私はドミンゴなら何でもという人間でしたから一気にはまりましたが。
この声を聴くだけで涙ぐんでしまいます^^
愛とは~なんて大上段に構えて歌う舞台ですから、緊張感出てくるのは2幕最後くらいからでしょうか?

山路さんの訃報を聞いたとき、日本人の誰かがその頃ウィーンで会ってあまりの顔色の悪さと体調が辛そうな様子にとても心配したけどやっぱり・・・と言うようなことを言ってた記憶があります。
日本人歌手がウィーンで専属の歌手として歌う苦労は当時はかなりなものだったと思われますね。
by ななこ (2008-04-11 14:30) 

euridice

りょーさん、ひさしぶりのコメント^^でしたっけ・・
ありがとうございます!

>映像の発売にいい顔しなかったって話です
そうなんですか。なんだかあっという間に出ちゃいましたものね。テレビ放送もはやかったですね。
映像の作り方、重要ですよね!
きれに撮ってほしいものです。カメラマンの腕にもよるんでしょうね。
by euridice (2008-04-11 23:27) 

euridice

ななこさんの記事に便乗させていただきました。

>山路さん
1950-1988
38歳で亡くなったのですね・・
1979年〜1982年までウィーン国立歌劇場専属
1982年〜ミュンヘン国立歌劇場専属

P.ホフマンの伝記にも、デビューしてすぐ『舞台での仕事に対する感性を失わずに、劇場での生活に持ち込まれるあらゆる卑劣なことに対しては鈍感にならなくてはいけないということがわかった』とあります。ああいう世界のストレスは猛烈なんだろうと思います。まして、たぶん多くがどこにあるかもしらないような国から来た外国人はなおさらでしょう。唐突ですけど、岡村喬生さんは強いと思います。もちろん人それぞれ的な個人的な違いが大きいでしょうけど、純粋培養じゃないことと、年齢が高かったことも強さの要因かもしれないかも・・なんて思ったりします。
by euridice (2008-04-12 00:12) 

ななこ

>岡村喬生さん
テレビでインタビューだったか見てて「この人心臓に毛がはえてる!」って思ったものです。
大学まで音楽一筋ではなかったということはある意味「強み」ですね。

by ななこ (2008-04-12 23:44) 

euridice

ななこさん
>心臓に毛がはえてる!
著書を読んでもそう思いました^^;
でも、決して「鈍感」な人ではありませんね。
繊細な神経というか、
やはり芸術家としての「感性」を持っていらっしゃると思います。
by euridice (2008-04-13 08:06) 

サンフランシスコ人

プラシド・ドミンゴの最新ライブビューイング

http://www.laopera.com/press/pdf/Domingo%2040th%20Concert%20Landmark.pdf
by サンフランシスコ人 (2008-04-23 09:04) 

サンフランシスコ人

http://www.latimes.com/entertainment/news/arts/la-ca-0421-domingo-pg,1,1382244.photogallery

2008-04-18のロサンゼルスでのドミンゴ・コンサート


by サンフランシスコ人 (2008-04-23 09:16) 

サンフランシスコ人

プラシド・ドミンゴの過去40年の写真集

http://www.latimes.com/entertainment/news/arts/la-et-0421-domingo-pg,1,909710.photogallery?1
by サンフランシスコ人 (2008-04-23 11:00) 

サンフランシスコ人

ドミンゴは、ロンドンのコヴェントガーデン(2010年)で、ヴィヴァルディの『バヤゼット』に出演らしいです。
by サンフランシスコ人 (2008-05-08 06:59) 

euridice

サンフランシスコ人さん
情報次々、ありがとうございます。
by euridice (2008-05-08 07:10) 

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