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CDのジャケット〜ヨナス・カウフマン「憧憬」 [雑談]

うわさのテノール、ヨナス・カウフマンの最近のCD SEHNSUCHT(憧れ)のジャケット(左の画像)を目にして、どこかで見た・・ような・・。確かシューベルトの「冬の旅」の一枚が似たような表紙でした。まだ、うちにあったかな・・ ありました。ヘルマン・プライの1962年録音の「冬の旅」の廉価盤発売のジャケットでした。カスパー・ダヴィット・フリードリヒ(1994-1840)の有名な作品なのだそうです。CDでは"The Wanderer Over the Sea of Clouds"という題になっていますが、検索によると“Wanderer above the Sea of Fog”あるいは“Wanderer above the Sea of Mist”と言われる絵だとのこと。


 

カウフマンのCDは、この絵をもじったというのでしょうか。後向きだった人物を前向きにして、カウフマンの顔が当てはめられています。う〜〜〜ん、ちょっと・・、なんだかな・・という印象。モーツァルト、ベートーベン、シューベルト、ワーグナーのオペラのいわゆるアリアを並べたごく普通のレコードに、お遊びは不要のように思います。まあ、カウフマンはネット上のプロモーションでもローエングリンでふざけてますから、最近はこういうのを大真面目にいわば正面玄関でやっちゃうのが普通なのでしょうかね。

この絵の後向きの人物はつまり「孤高の人」を表しているのだそうです・・・ だから、注目されるのにデビューから20年近くもかかったって言いたいのかも・・?! お遊びなんかじゃなくて。

たとえば、バーンスタイン指揮の「トリスタンとイゾルデ」のレコード&CDのジャケットには、ペーター・ベーレンスの版画「接吻」が使われていますが、顔がホフマンとベーレンスに差し替えられていたとしたら、かなり悪趣味だと思います。まあ、後ろ向きの姿を前向きにしたわけですから、顔をすげ替えるよりは、悪趣味度が軽減するかもしれませんけど・・

ものはついでなので、iTunes Store で試聴しました。ローエングリン、魔笛、フィエラブラス、アルフォンソとエストレッラ、フィデリオ、ワルキューレ、パルジファルから計10曲。フィデリオは歌になる前に終わり。歌手のCDなのにこれはないでしょう。ですけど、フィデリオは他ですでに聞いたことがあります。フィエラブラス(これは、かつてペーター・ホフマン同姓同名事件で間違って買ってしまったアバド指揮の全曲CDで。但しこれも声は一瞬の10分の1ぐらいでした)とアルフォンソ・・(これはテレビで映像をざっと視聴 ライナー・トロストだったかな?)は一応聞いたことがあるだけですが、他は各種取り混ぜさんざん聴いている曲です。で、好みもはっきりしていますから、白紙で聞くということは多分不可能。しかも、一瞬しかできない試聴で言うのは多少は気がひけます。それにしても、ジャッケットに加えて、こちらもちょっと・・どうなってるの?! もう恐る恐る、はれものにさわるような感じで声を出しているという印象・・そんなに声が壊れるのがこわいのか!と言いたい。こんなへっぴりごしのヘルデンは聴きたくないです。これに「最近半世紀のうちで最高のドイツ人テノール」なんて、いくら惹句でも、許せませんわ〜〜〜〜

ちなみにこのCDの収録曲、買わなくてもユーチューブでほとんど聴けます・・ 
アバド指揮 マーラーチェンバーオーケストラ
1. ワーグナー「ローエングリン」In fernem Land ... bin Lohengrin genannt
2. ワーグナー「ローエングリン」Mein lieber Schwan ... Leb wohl!
3. モーツァルト「魔笛」Dies Bildnis ist bezaubernd schn ... Ware sie dann mein
4. モーツァルト「魔笛」Die Weisheitslehre ... fhrt mich der Ton zu ihr
5. シューベルト「フィエラブラス」Was qulst du mich ... In tiefbewegter Brust
6. シューベルト「アルフォンソとエストレッラ」
           Schon, wenn es beginnt zu tragen ...und mein Herze will ihm nach
7. ベートーベン「フィデリオ」Gott, Welch Dunkel ... In des lebens Frhlingstagen
8.ワーグナー「ワルキューレ」 Wintererstrme wichen dem Wonnemond
9.ワーグナー「パルジファル」 Amfortas! Die Wunde! ... Ewig von mir
10. ワーグナー「パルジファル」Nur eine Waffe taugt ...


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コメント 4

keyaki

絵画と同じ格好させちゃったってことですか。なんか独創性がないというか、お手軽というか.....
こういうので思い出すのが、これ!これも私の贔屓歌手にはやってほしくないです。まあ、やらないし、やらせたりはしないでしょうけど。
http://taroscafe.cocolog-nifty.com/taroscafe/2005/03/post_6.html

http://www.amazon.com/Mozart-Giovanni-Tomowa-Sintow-Furlanetto-Burchuladze/dp/B000001G7D/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=music&qid=1246108465&sr=8-2

グリゴーロのOPERNGLASのインタビューの
>今日、国際的キャリアの確立は、CD企業との専属契約によってこそだと思われます。これについてどうお考えですか。
という質問で頭に浮かんだのは、カウフマンです。

私も試聴しましたが、あのソットソット腫れ物に触るような歌い方って、なんなんでしょう。母国ものだと緊張するのかしら。
by keyaki (2009-06-27 22:34) 

euridice

ドン・ジョヴァンニ。
ほんとに、絵画を再現してますね。ポーズも背景も同じにして・・。
でも、
雰囲気が全然違います。バス氏には悪いけど、
マゴニモイショウの逆というところ・・

やっぱりカウフマンはどうもこの絵の「孤高の人」のつもりらしいです・・
ユーチューブで聞きかじったところでは。
by euridice (2009-06-28 00:17) 

ペーターのファンです。

世間に認められるまで20年もかかった孤高の人ってことですか。
宣伝もうまくやれば、こんな歌手でも売れるということでしょうか。
バリトン声がへっぴり腰でワーグナーに手を出しちゃった、そんな風にしか聞こえません。フォークトよりヘナチョコで緊張感も高揚感も皆無でした。
>いくら惹句でも、許せませんわ〜〜〜〜
はい、まったくもって同感です。
by ペーターのファンです。 (2009-06-28 09:33) 

euridice

ペーターのファンです。さん
>いくら惹句でも、
ネット上にあふれてますから、単純に信じちゃう人が少なくないと思われます。
宣伝効果満点のようですね。ワーグナーは汚い大声で歌われるものだったが・・なんて台詞もありました。同様の文章が、ホフマンの伝記にもあった・・
なんだか『消えた半世紀』という感じです。
とにもかくにもホフマンとは比べようもないです。 


by euridice (2009-06-29 08:03) 

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