ワルキューレ バイロイト2010 [オペラ映像]
2010.8.30 BS2での再放送、幕間は全面カット、通常の3分間風景映像でした。もう生放送じゃないからってことでしょうか。幕間のおしゃべりはいらないという視聴者もいますが、あっても邪魔にはならないでしょう。早送りできるのだから。知らぬが仏の視聴者はともかく、知っててBS2だけ視聴とか、BS2しか視聴できないという視聴者に対して、皆様のNHKは不誠実だと思います。
アナログ放送録画でざっと鑑賞後の感想。一言で言えば、管弦楽はともかく聴けますが、歌つまり声がつまらない。
声と歌は置いておいて、視覚的に役に合っているとは思えない人、一にジークムント。もう開き直っているとしか思えない肥満。超ドタ足に目が釘付け。大根度も凄い。わざとじゃないかと思っちゃうほど、肝心の場面でダラダラ動く。二にブリュンヒルデ。こちらも肥満こそオペラ歌手のタイトルと思ってるんじゃないか。一段も二段も肥満度が上がった。新国新演出のときのほうがはるかによかった・・今回は扮装もよくない。
演出氏が「正しく語れば語れば自ずと・・」と言っているにしては、奇妙きてれつなものがけっこう目に入る。2幕、悩めるヴォータンの分身だかなんかが槍を折って、死にかけたゴキブリみたいにひっくりかえって手足をばたばたさせているとか。死んだジークムントやフンディングから略奪でもするのかと思ったけど、何もとらずに走り去った三人組とか・・ 1幕冒頭の現代人たちにも説得力感じなかったし、窓の外でのぞいているヴォータンも余計な説明・・。
以前音楽関連本で「慣習化した古い演技しか出来ぬ歌手を前にして、手の施しようがなかった」のだろうみたいなのを読みました。つまり、見つつ聴いて自然に物語に感情移入するという状態になりえないのは、歌手のせいかもしれません。でも、演出氏の解説を聞くに、「正しく語れば」ということですが、正しく語っているようには思えず、演出家の説明はなんだか逃げのように聞こえました。要するに演出自体にも歌手を動かす力などないのではないでしょうか。
こういう舞台が、初の生中継となったのは残念な巡り合わせです。
以下、旧記事
バイロイト音楽祭としては、初の生中継放送が行われ、NHKも放送しました。まずBShiで、今度の日曜日深夜、つまり月曜日の早朝(8月30日午前0時40分)にはBS2で放送です。デジタル放送の録画、パソコンで見らないのが不便です。
ワーグナー:ワルキューレ
クリスチャン・ティーレマン指揮、タンクレッド・ドルスト演出
バイロイト音楽祭2010年
ジークムント:ヨハン・ボータ
ジークリンデ:エディット・ハッラー
フンディング:カンチュル・ユン
ヴォータン:アルベルト・ドーメン
ブリュンヒルデ:リンダ・ワトソン
フリッカ:藤村 実穂子
ざっと再生してみました。お芝居としては、ひどく退屈と言わざるをえません。というわけで、じっくり鑑賞は、私にはちょっと難しい。音楽が余っちゃう〜〜〜という感じの場面、場面・・ 例えば、ノートゥングをべろっと引き抜いたあと、音楽は勝手に盛り上がって、舞台は字余り〜〜状態。
無心な笑顔と両手を広げて前に出す、すたすた、もたもた歩くだけが演技と思っているみたいなジークムントですから、他の役が演劇的なんてことはありえないのも当然でしょう。幕間にシェローとクプファーの一部(1幕フンディングの帰宅・・なぜかホフマン・ジークムントのワンフレーズ「dach und Trank dank'ich ihr;willst du dein Weib drum schelten? 軒下をお借りし、飲み物をいただき感謝しています。そのことで奥様を叱るのですか」あり、エルミング声なし・・、と、2幕終末だ)を紹介してましたけど、あまりの違いは、演出というよりは、歌手の演技力じゃないかと思います。それこそ、はじめから演技なんてものは諦められているのではないかと・・
劇場鑑賞ならおもしろいかどうかは検証のしようがないのでおいておいて、映像はないほうがましな部類かも・・ オーケストラ部分、視覚的モタモタと相容れないと思います。
関連記事バイロイト音楽祭2010年 ニーベルングの指環
アナログ放送録画でざっと鑑賞後の感想。一言で言えば、管弦楽はともかく聴けますが、歌つまり声がつまらない。
声と歌は置いておいて、視覚的に役に合っているとは思えない人、一にジークムント。もう開き直っているとしか思えない肥満。超ドタ足に目が釘付け。大根度も凄い。わざとじゃないかと思っちゃうほど、肝心の場面でダラダラ動く。二にブリュンヒルデ。こちらも肥満こそオペラ歌手のタイトルと思ってるんじゃないか。一段も二段も肥満度が上がった。新国新演出のときのほうがはるかによかった・・今回は扮装もよくない。
演出氏が「正しく語れば語れば自ずと・・」と言っているにしては、奇妙きてれつなものがけっこう目に入る。2幕、悩めるヴォータンの分身だかなんかが槍を折って、死にかけたゴキブリみたいにひっくりかえって手足をばたばたさせているとか。死んだジークムントやフンディングから略奪でもするのかと思ったけど、何もとらずに走り去った三人組とか・・ 1幕冒頭の現代人たちにも説得力感じなかったし、窓の外でのぞいているヴォータンも余計な説明・・。
以前音楽関連本で「慣習化した古い演技しか出来ぬ歌手を前にして、手の施しようがなかった」のだろうみたいなのを読みました。つまり、見つつ聴いて自然に物語に感情移入するという状態になりえないのは、歌手のせいかもしれません。でも、演出氏の解説を聞くに、「正しく語れば」ということですが、正しく語っているようには思えず、演出家の説明はなんだか逃げのように聞こえました。要するに演出自体にも歌手を動かす力などないのではないでしょうか。
こういう舞台が、初の生中継となったのは残念な巡り合わせです。
以下、旧記事
バイロイト音楽祭としては、初の生中継放送が行われ、NHKも放送しました。まずBShiで、今度の日曜日深夜、つまり月曜日の早朝(8月30日午前0時40分)にはBS2で放送です。デジタル放送の録画、パソコンで見らないのが不便です。
ワーグナー:ワルキューレ
クリスチャン・ティーレマン指揮、タンクレッド・ドルスト演出
バイロイト音楽祭2010年
ジークムント:ヨハン・ボータジークリンデ:エディット・ハッラー
フンディング:カンチュル・ユン
ヴォータン:アルベルト・ドーメン
ブリュンヒルデ:リンダ・ワトソン
フリッカ:藤村 実穂子
ざっと再生してみました。お芝居としては、ひどく退屈と言わざるをえません。というわけで、じっくり鑑賞は、私にはちょっと難しい。音楽が余っちゃう〜〜〜という感じの場面、場面・・ 例えば、ノートゥングをべろっと引き抜いたあと、音楽は勝手に盛り上がって、舞台は字余り〜〜状態。
無心な笑顔と両手を広げて前に出す、すたすた、もたもた歩くだけが演技と思っているみたいなジークムントですから、他の役が演劇的なんてことはありえないのも当然でしょう。幕間にシェローとクプファーの一部(1幕フンディングの帰宅・・なぜかホフマン・ジークムントのワンフレーズ「dach und Trank dank'ich ihr;willst du dein Weib drum schelten? 軒下をお借りし、飲み物をいただき感謝しています。そのことで奥様を叱るのですか」あり、エルミング声なし・・、と、2幕終末だ)を紹介してましたけど、あまりの違いは、演出というよりは、歌手の演技力じゃないかと思います。それこそ、はじめから演技なんてものは諦められているのではないかと・・
劇場鑑賞ならおもしろいかどうかは検証のしようがないのでおいておいて、映像はないほうがましな部類かも・・ オーケストラ部分、視覚的モタモタと相容れないと思います。
関連記事バイロイト音楽祭2010年 ニーベルングの指環







息子の家で1幕だけ見ました。
>無心な笑顔
登場していきなりニカ~と見せた笑顔(?)で闇に突き落とされました。
この歌手、全く役を理解してない・・・
ジークムントに期待は寄せていませんでしたが、ジークリンデも盛り上がらない歌でした。
映像はない方がましですがそれ以上に歌手の存在そのものが邪魔です。
想像の余地を残してオーケストラだけ聞いた方がずっとましだと思いました。
2幕3幕は少しはよくなるのでしょうか・・・
by ななこ (2010-08-24 14:15)
>登場していきなりニカ~と見せた笑顔(?)闇に突き落とされました。
ですよね〜〜 あまりのことに、巻き戻して確認してしまいました。
これをその後、何回かやってました・・
>ジークリンデも盛り上がらない歌
同感です。加えて、表情も動きもいけません。
>オーケストラだけ
ある意味、オーケストラ、ひいては音楽そのものが気の毒でした。
ミョウチキリンなもの付きで〜〜〜
>2幕3幕
・・;
by euridice (2010-08-24 14:28)
>BS2での再放送、幕間は全面カット
そうなのですか?
ひどいですね。
幕間の映像がなかったらこの放送価値はほとんどないと思うのですが・・・
再放送の意味が違ってきますね。
by ななこ (2010-08-30 22:14)
>幕間の映像
何も一回限りにしなくてもね・・それなりに手間ひまと費用かけたんでしょうに・・
by euridice (2010-08-31 10:16)