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崖の上のポニョとオペラ?! [映画]

仕事関わりで松たかこ主演の「告白」という映画を見てみたかったので、DVDをレンタルしました。送料とのかねあいでついでにまだ見ていなかった宮崎駿のアニメ映画「借り暮らしのアリエッティ」と「崖の上のポニョ」も一緒に借りました。「告白」は原作を先に読んでいました。「借り暮らし」は子供たちが小さかったころ読んだ「床下の小人たち」と関係があるらしいと思っていました。どれもけっこうおもしろかった。ひさしぶりの映画鑑賞でした。

崖の上のポニョ [DVD]ところで、「崖の上のポニョ」は魚が主人公ぐらいの予備知識しかなかったのですが、その魚のもともとの名前がブリュンヒルデには、びっくり。彼女が好きになった男の子のもとへつっぱしるときの音楽がワルキューレの騎行にそっくりというか、明らかにあれをもとにしているのにまたびっくり。このアニメでワーグナーに出会うとは夢にも思いませんでした。


もうひとつ。宗介とポニョがトンネルに入っていくシーンは、「魔笛」のタミーノとパミーナの試練の場を連想しました。







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オペラ映画 イェンス・ノイベルト監督「魔弾の射手」 [映画]

知りませんでした。新国「ルサルカ」のテレビ放送の記事にコメントくださった方からの情報で、びっくり。オペラ映画「魔笛」と同様、ルネ・パーペが隠者役で出演だそうです。オラフ・ベーアって1985年のドレスデンの映像でもキリアンの役をやってました。27年の時を経て同じ役で映画出演とは・・。グルントヘーバーが領主オットカール。ずいぶん老けた領主様ですね。ドレスデンやシュツットガルトの映像の若い領主様のほうがいいわ。若さ故に了見の狭い領主が隠者に諌められるって感じでぴったりだと思いますけどね。写真で見る限り、カスパールとマックスの区別がつかない感じ。やっぱりカスパールは悪い奴ってすぐわかるのがいい。キャストの説明によると、カスパール役のバリトンは最近のバイロイト「マイスタージンガー」のベックメッサー。マックス役は、ずっと以前に見た「エウゲニー・オネーギン」(バーデンバーデン1998年)でレンスキーでした。どちらも全然覚えていません。

最近は新情報からすっかり遠ざかってたということですねぇ・・ ホフマンのマックスのアリアが聴けたところなのは、奇遇。有楽町まで見に行く気にはなかなかなりそうもないです・・そのうちDVD出るでしょうか。テレビでやってくれるともっとありがたいです。

オペラ映画『魔弾の射手』予告編
3/10(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町にて公開

演奏:ロンドン交響楽団 指揮:ダニエル・ハーディング
2010年 スイス 2時間22分
監督:イェンス・ノイベルト

領主オットカール:フランツ・グルントヘーバー(Br)
アガーテの父クーノー:ベンノ・ショルム(B)
アガーテ:ユリアーネ・ヴァンゼ(S)
エンヒェン:レグラ・ミューレマン(S)
カスパール:ミヒャエル・フォッレ(B)
マックス:ミヒャエル・ケーニヒ(T)
隠者:ルネ・パーペ(B)
富農キリアン: オラフ・ベーア(Br)

配給:セテラ・インターナショナル
予告編ユーチューブ
http://www.cetera.co.jp/madan/

関連記事:
コンサート@パリ♪序曲とアリア♪♫
ケネス・ブラナー監督映画「魔笛」
新国 魔弾の射手
魔弾の射手
舞台収録映像:ドレスデン1985年
舞台収録映像;シュツットガルト1983年





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無声映画「ニーベルンゲン」 [映画]

ラング監督 無声映画「ニーベルンゲン」
前編「ジークフリート」


 この映画、まだオペラにはまる前に、ビデオを見ました。 オペラにはまった後、LDを見つけたので、迷わず購入しました。

nieberung.jpg ジークムント王の王子ジークフリートは、深い森の中、名刀鍛冶ミーメの下で修行しています。 このミーメ、なんとも奇怪な容貌と体つき、ほとんどグロテスク。なぜか弟子を快く思っていないようです。 ジークフリートも傍若無人、師を師とも思わぬ振るまい。 ミーメの弟子なのか、召使いなのかわからない、ミーメ同様にグロテスクな男たちに対しても、すぐ乱暴を働きます。 ジークフリートも他の連中も、なぜか半裸。 連中がうわさするブルグント王国の美しい姫に、一瞬にして恋したジークフリートは、 鍛え上げた剣を持ち、美しい白馬にまたがって、ブルグント王国を目指して旅立ちます。 陰険なミーメは脳天気なジークフリートに、 決して抜け出すことのできない恐ろしい森に迷い込む道を教えます。

 森の奥深く迷い込むジークフリート。 泉のそばに、恐ろしい大蛇ハーフナーが旅人を待ちかまえています。 足が四本、太い尻尾、蛇というより竜ですね、 ジークフリートは、ハーフナーを見るなり、襲いかかり、剣で刺し殺します。 おびただしい血が流れ、それをなめると、 小鳥の言葉がわかるようになります。 小鳥は、(火に囲まれて眠るブリュンヒルデのことではなくて、) 竜の血を浴びれば、不死身の体になれることを、教えます。 ジークフリートは泉に入り、泉に流れ込む竜の血を全身に浴びます。 ところが、竜があばれて、菩提樹の木に尻尾があたり、その震動で、 菩提樹の葉が散り、その一枚が、彼の背中に張り付きます。 そして、そこだけは血を浴びることができず、彼の弱点となります。

(ワーグナーのジークフリートは、血を浴びて不死身になるのではなく、ブリュンヒルデの力で背中以外は刀に傷つくことはなくなるのでした)

 ジークフリートは、なかなか森から抜けられず、 白馬にまたがって、深い霧の森を進みます。 ここの映像が、すばらしく美しいです。

霧の国の妖精の王アルベリッヒが、隠れ頭巾に身を隠して、待ちかまえています。
樹上から、ジークフリートに襲いかかりますが、あっさり負けて 命ごいをする羽目になります。 命を助けてくれれば、財宝を差し上げますと地底の国に案内します。 そこでは妖精たちが、北国の王の王冠をつくったりしています。

アルベリッヒはここで逆襲を試みますが、またあっさり失敗。 自身も妖精たちも、すべて、石にかえってしまいます。 ジークフリートは、すべての財宝と名高い名剣と隠れ頭巾を手に入れます。

(指環はなかったわけです・・・ 剣はブルグンドの名剣だそうです。ノートゥングやアーサー王のエクスカリバーを連想します)

その後、ジークフリートは森を脱出、諸国を遍歴し、諸公を討ち従え、 ブルグント王国に至りますが、映画では場面が一転し、ジークフリートの英雄的行為を ブルグント王国の宮廷で、吟遊詩人ヴォルカーが、物語ります。 ヴォルカーは勇猛果敢な騎士でもあることが、続編「クリームヒルトの復讐」でわかります。

(ヴォルカーはタンホイザーやヴォルフラムたちの仲間でしょうか)

折しも、ラッパが鳴り響き、ジークフリートの来訪を伝えます。 ジークフリートは12人の諸公を家来として従え、立派な身なりで、 グンター王の前に、現れます。以前の半裸状態とは、うってかわって、 なかなか斬新な模様の上等な服を身に付けています。

王の妹クリームヒルトが、ジークフリートに飲み物を勧めます。 二人は一目で、恋に落ちます。(会う前から、恋い焦がれているわけです) ジークフリートは太陽のように美しく、クリームヒルトも端正で、物腰も優雅な美人です。

(神々の黄昏では同様の行為をグートルーネがするわけですが、飲み物は薬物入りというわけです・・・ジークフリートはすでに妻帯者ですから)

ジークフリートをはじめから危険視している、グンター王の叔父ハーゲン侯は、 ジークフリートの求婚に対して、交換条件を出します。 ハーゲン侯は古武士の風格です。

グンター王は、アイスランドの女王ブリュンヒルデを妃に望んでいるが、 彼女の結婚の条件が難しい。兄の結婚の後でなければ、妹は結婚できない。 そこで、ジークフリートに王の求婚に協力してもらいたいというわけ。 グンター王も、誠実な風貌の、なかなかの美丈夫です。

(同名異人?のブリュンヒルデ登場ですが、性格的には共通性が大きいです。燃える岩山を越えなければ近付けないところも同じです)

クリームヒルトを是非とも得たいジークフリートは、協力を約束し、 三人は血の契約を交わします。

 求婚旅行の一行は、大船を仕立て、アイスランドに上陸、 都を目指します。騎士と歩兵の大編成の行軍です。 途中には火の燃えさかる岩山があります。 ブリュンヒルデ女王の占い婆は、偉大な王が求愛に訪れることを 女王に伝え、注意を促します。

ジークフリートを前にすると、火は瞬く間に鎮まり、一行は難なく火の山を超えます。

(この辺りは、神々の黄昏も同じ経緯ですね・・・)

ブリュンヒルデ女王は、一行を引見しますが、ジークフリートを王と誤認し、一目惚れ。 ジークフリートは自分はグンター王の従者にすぎないと告げます。

結婚の条件は、三つの謎を解くのではなく、 三つの競技で、女王に勝つことです。陸上競技なのが、微笑ましいです。 負けた挑戦者が命を奪われるのは、定石通りですが.......すでに、何人も命を落とした ようで、謁見の間の壁には、彼らの武具が展示されています。

  さて、三つの競技とは、大きな石を投げ、その後を追って跳び、槍を投げます。 隠れ頭巾で透明人間と化したジークフリートが グンター王に付き添って、競技を行い、勝利します。

負けた女王は、グンタ−王の妃となるべく、しぶしぶ船に乗ります。 ブリュンヒルデが愛するのはジークフリート。彼女は憂愁にうち沈みます。 慰めようと近付いたグンター王を拒絶し、うち倒し、縛り上げんとします。

(映画では、ハーゲン侯が部屋をのぞき、ブリュンヒルデは王を放しますが、 『ニーベルンゲンの歌』によると、彼女は王を縛り上げ、一晩中、壁につるしたとか!)

「そなたは、本当に私を3度うちまかした人なのか!  私はそなたの捕虜だが、決して妻にはならぬ!」と叫びます。

急に力を失い、女王より非力になった王。 なぜ自分はこんな男に負けたのかと、競技の結果に不審感をつのらせます。

ブルグント王国のウォルムスの宮廷は、花嫁の到着にわきかえります。 王の母ウーテが、花嫁を優しく迎えます。

ブリュンヒルデはジークフリートがクリームヒルトと結婚することを知り、 この国では、王の娘を従者の嫁にするのかと非難します。

グンターとブリュンヒルデ、ジークフリートとクリームヒルト、 二組の結婚式が盛大に挙げられます。

ブリュンヒルデは、王妃になったものの、王を拒み続けます。 王は落ち込み、ハーゲン侯はジークフリートを非難します。 ハーゲン侯の圧力に負けたジークフリートは、隠れ頭巾でグンターになりすまし、 ブリュンヒルデを屈服させますが、重大なミスをおかします。

 グンター王に化けたジークフリートは、ブリュンヒルデと争ううちに、 彼女の腕輪を、無意識のうちに奪ってしまいます。

(秘密を暴く小道具、こちらでは腕輪、ワーグナーでは指環というわけです)

それが、偶然のいたずらで、クリームヒルトの婚礼のベールに巻き込まれてしまいます。

(姫の部屋の調度、ベッドカバー、衣類などの、幾何学的な模様が とっても斬新で美しいのが、目をひきます。)

侍女と共に衣類の整理をしていて、ベールに見事な美しい腕輪が絡まっているのを 見つけたクリームヒルトは、さっそくそれを身につけ、ジークフリートに見せます。

さすがに事の重大さに気がついたジークフリートは、妻に一切の事情を話し、 「腕輪をしまい、このことについては誰にも話さぬように」と、口止めをします。

陰うつなブリュンヒルデ女王の下で、宮廷は暗い雰囲気に包まれます。 「あなたの妹とその夫はいつまでこの宮廷に留まるのか」と、女王は王を非難しますが、 王は「ジークフリートは大切な兄弟であり、彼が望む限りここに留まるのだ」と宣言します。

一方、幸せなジークフリート夫妻は、美しい花の咲き乱れる木の下で、愛を語らいます。 そこに王の母ウーテが、重要な礼拝に遅れないようにと、言いに来ますが、 折しも、ジークフリートがウォーデン (つまりヴォータンですね) の森で、 アルベリッヒから勝ち取った財宝が到着し、ジークフリートは宝の検分に駆けて行きます。 そして、その一部を気前よく人々に分け与えます。その様子と、 宝の山を見たハーゲン侯はますますジークフリートを甥の王座を脅かす者と 危惧し、グンター王にジークフリートを追い出すよう迫ります。

宝の分配に忙しいジークフリートをおいて、 クリームヒルトは一足先に、聖堂へ向かいます。

聖堂の鐘の音を耳にしたブリュンヒルデは、突然礼拝に行くと宣言し、 王妃の礼装で聖堂へと、急ぎ向かい、聖堂前の階段上で、 先を行くクリームヒルトを、呼び止めます。すなわち、先頭争いです。

(これはローエングリンの2幕、エルザとオルトルートの間でも見られます)

「待て、クリームヒルト! 従者の妻が、この国の女王の前を歩いてはならぬ!」 その言葉に、クリームヒルトは我を忘れます。

「ジークフリートは従者なんかじゃないわ!」

最愛の夫に対する侮辱を、誇り高いクリームヒルトは、がまんできません。 激しい憤りに、夫との約束をすっかり忘れ、求婚試合のいきさつと、 証拠の腕輪まで示して、ブリュンヒルデがグンター王に屈服した夜の真相を あらいざらい話してしまいます。

「あなたを屈服させたのは、兄ではなく、ジークフリートよ!」 そこにやってくるグンター王、「兄に聞いてごらんなさい」とだめ押し。 ジークフリートが駆け付け、我に返るクリームヒルト。もう取り返しがつきません。

ひどい侮辱に我を忘れたブリュンヒルデは、怒りに震え、自殺を図りますが、 ハーゲン侯に止められます。

 ハーゲン侯はこれを機会に、ジークフリートを排除しようと策略をめぐらせます。 ブリュンヒルデはグンター王に、ジークフリートを殺すよう迫ります。

そして、「ジークフリートが生きている限り、私は飲み物も、食べ物も口にしません」と、 宣言し、ハンストに突入。懊悩し、煩悶するグンター王。 ジンクフリートとの義兄弟の誓いを守るべきか? ブリュンヒルデへの愛を貫くべきか?

(クリームヒルトは、どちらかというと清純な印象の美人ですが、 ブリュンヒルデは、凄みのある美人です。クリームヒルトが白っぽい衣装に、 金髪なのに対して、ブリュンヒルデは黒っぽい衣装に、濃い髪色です)

王にジークフリートの殺害を執拗に迫るハーゲン侯とブリュンヒルデ。

(この辺りから狩りを利用してのジークフリート殺害も神々の黄昏と一部重なります)

グンター王は、ついに折れ、ハーゲン侯の案を受け入れます。そこで、 ジークフリート暗殺目的の大規模な狩りが催されることになります。 狩りの前日、ハーゲン侯は、姪のクリームヒルトから、言葉巧みに、 ジークフリートの弱点を聞き出します。

「明日の狩りは実は狩りではない。北の国々との戦なのだ。 不死身のジークフリートが先陣をきるだろう。」

軽率な自分に反省しきりにもかかわらず、クリームヒルトは、再びあやまちをおかします。

「叔父様、私は心配です。彼にも一ケ所だけ、刃物に傷つけられる弱点があるのです」

ハーゲン侯に夫を守ってもらおうと、夫の服の、菩提樹の葉が張り付いた位置に、 わざわざ縫い取りをして、弱点の場所を明確に知らせてしまいます。 クリームヒルトは悪い予感におののきますが、ハーゲン侯を露ほども疑いません。 彼が夫を守ってくれると信じているのでした。

森の中で大規模な狩りが行われています。 ここでもグンター王はひとり憂いに沈んでいます。(どうにも優柔不断な性格......)

のどが渇いたというジークフリートに、ハーゲン侯はすばらしい泉があるから、 あそこまで競走をしようじゃないかと持ちかけます。

泉に駆け付けて、水を飲むジークフリートの背後から、ハーゲン侯は、 クリームヒルトの縫い取りの位置をねらい、槍を投げます。 槍は正確にジークフリートの弱点を貫き、ジークフリートは、 ハーゲン侯とグンター王を呪い、クリームヒルトへの想いを胸に息絶えます。

ジークフリートの死をグンター王から聞かされたブリュンヒルデは、失意のどん底へ。 愛するジークフリートを永遠に失った悲しみのまなざしを王に向け、軽蔑の念を込め、

「うそを言ったのよ。そんなこともわからないあなたには国王の資格はない」

と言い放ちます。悔恨の念にさいなまれるグンター王。(かわいそうなグンター.....)

ジークフリートの遺体が、クリームヒルトの部屋の前に置かれます。 傷口をあらためたクリームヒルトは真相を悟り、哀しみは怒りに変わり、 叔父ハーゲン侯をはじめ、グンター王以下、一族に対して復讐を誓います。 クリームヒルトの美しい口元から、微笑みは消え、怨念と怒りの炎がともされ、 復讐の成就だけが彼女の生きる理由となります。

夫の墓所を訪れたクリームヒルトは、安置されたジークフリートの亡骸の枕元に、 うずくまっているブリュンヒルデを見い出します。胸を刺し貫き、事切れて。

(ジークフリートに殉死するブリュンヒルデ、これはワーグナーも同じ ・・・)

ここで、映画「ジークフリート」は終わります。 続編「クリームヒルトの復讐」は、復讐の鬼と化したクリームヒルトの物語となります。

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聖杯伝説 [映画]

エリック・ロメール コレクション 聖杯伝説ワーグナーの最後の作品「パルジファル」のもとになった物語のひとつとして興味があったので見てみたわけですが、予想以上に変わった映画でした。

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ニーベルングの指環 [映画]

ニーベルングの指環もともとテレビ用につくられた映画だそうです。ワーグナーのオペラ「ニーベルングの指環」と同じ題名ですが、題材に共通性があるものの、ほとんど無関係。そして、フリッツ・ラング監督の無声映画「ニーベルンゲン」とも物語の細部はけっこう違います。

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カルメン [映画]

carmen. カルメン【完全無修正(R-18)エディション】 [DVD] スペイン映画。プロスペル・メリメの原作の映画化。メリメ自身が登場。ホセと偶然知り合って、その話を聞くという設定。R-18指定だそうですが、別にとりたててどうということはない。でも、普通の棚にないレンタルショップもあるとか。大きな間違い、勘違いというところ。ごくまじめな文芸作品です。この小説は読んだことありません。

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シェーンベルク「モーゼとアロン」映画+「ヒトラー〜最期の12日間」 [映画]

シェーンベルク:モーゼとアロン 映画 1974/75年制作
ダニエル・ユイレ、ジャン=マリー・ストロープ監督
ミヒャエル・ギーレン指揮 オーストリア放送交響楽団
モーゼ:ギュンター・ライヒ
アロン:ルイ・ドゥヴォス

この映画に関する詳しいことは、Orfeoさんのオペラ・レビューを参照してください。

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映画「魔笛」ケネス・ブラナー監督 [映画]

なんだか期待はずれだった「ヘンリー五世」以来、今までにいくつか見た同監督の映画のなかでは、一番おもしろかったかも・・ どうもこの監督とは相性が悪いみたいなので、かなりためらったんですけど、なんと言っても「魔笛」ですから・・というわけで、帰り道にちょっと寄れる映画館で上映中だし、行ってきました。

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ダニエル・シュミット監督「書かれた顔」 [映画]

監督のダニエル・シュミットは最近亡くなったということです。keyakiさんのブログに追悼:ダニエル・シュミットの記事があります。

坂東玉三郎に関するドキュメンタリーのようなもの。男が女を演じることがテーマ。

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映画「カルメン」F.ロージ監督1987年 [映画]

ヴァランシェンヌさんkeyakiさんのところで、カルメン祭ならぬ闘牛士の歌祭が催されています。久しぶりに耳にするこの歌、名曲ですね。

オペラ事始めのころ、二番目に見たのが映画「カルメン」でした。一番目の「椿姫」が、やっぱりオペラ映画という印象だったのに比べて、こちらは本物の映画でした。登場人物全員、過不足なく描かれています。とても気に入って、当時は幾度となく繰り返し見たものです。
ビゼー:カルメン
指揮 ロリン・マゼール        
演出 フランチェスコ・ロージ監督 1984映画  LD DVD(外国版)
carmen.jpg
エスカミーリョがほんとにかっこいいのはこれぐらいでしょうか。 カルメンも恐ろし気じゃなくて、可愛い雰囲気が好きです。カルメンという名前は有名で子どものころからなんとなく知っていましたが、実際にオペラを見たのはこの映画がはじめてでした。

最初に画面に映る黒い牛、その瞳、この瞬間から引込まれます。舞台では決してできないことです。舞台と違うといえば、闘牛士エスカミーリョを折りに触れて登場させ、丹念に描くことによって、類型的なオペラの登場人物エスカミーリョに明確な個性を与えていること。この大スターは、時代と土地の寵児でありながら、ある意味、超越した存在です。つまり、その危険な職業故に、伝統的な価値から精神的に自由になりうる位置にいるとも言えます。エスカミーリョが執着しない男なら、ホセは執着する男です。ホセにちょっかいを出したのは、カルメンの判断ミスでしょう。兵隊という職業から執着しない男だと勘違いしたのか、そうでなければ、その危険を冒してもかまわないほど、男の魅力が強烈だったのかもしれません。こういうことを思わせてくれるのは、この映画のエスカミーリョとドン・ホセだけです。そして、カルメンはドン・ホセやミカエラの住む世界の女ではないことが、はっきりと見えます。
さて、今までに数度は目にした「姑息な女」と評されるミカエラの弁護をしましょう。少なくとも映画のミカエラはそういう女には思えません。彼女は内気で純情な娘、自分を拾って育ててくれたホセの母親に心から尽くしているのです。映画の最初のほう、ドン・ホセとの幼い感じの漂う会話、私は胸が熱くなります。この映画でのみの現象ですけど・・・ ドン・ホセも彼女を目の当たりにしているときは、同じように育った素直で生真面目な男。しかし、というか、それゆえか、奔放なジプシー女の色香の前には、その欲情を抑えることができない。
あの恐ろしい山中にドン・ホセを求めて分け入るミカエラ、彼をまともな道へ引き戻したい一心でしょう。彼女の一番の願いは、彼が自分のもとに戻ること。しかし、それがかなわないと知ったとき、お母さんの病気を口にするのです。これがウソなら確かに姑息な手段でしょう。しかし、これが真実であれば、自分のためには戻ってくれないドン・ホセの心を知りつつ、お母さんの願いを優先したのではないでしょうか。決して姑息な手段などではないと思います。ミカエラの言葉をまるで理解できないといった表情で聞いているカルメン。絶対に交わらない世界に住む女たち。そして、むしろ一瞬姑息に感じるのは、カルメンへの裏切り行為に対する免罪符を得たような、この時のドン・ホセの豹変振り。自分にふさわしい世界へ戻るきっかけを得て、そそくさとミカエラの言葉に従いながら、またカルメンを求めてさまよい出る男の心は、理解できません。男というものの抑え難い根源的な衝動なのかもしれません。
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